成瀬領芹沢直人



まず成瀬領の場合、ストーリーが後半になると、今まで通り領と呼ぶべきか友雄と呼べばいいのか勝手に軽く悩んだ(笑)天使の仮面をかぶっていると言うけど、復讐以外の事をしてる時の領は、別に「仮面」じゃなく本来の優しい彼のまんまだったと思うね。周りの人や依頼人達には本気で感謝されてたし好かれてたと思うし。復讐開始までの10年に色んな人と触れ合っていくうちに、彼の復讐心が冷めなかったのはとっても残念な事だったけど。
だいたい友雄が天涯孤独になってしまった時点で相応の施設(しおりが育ったような)に入れられるべきなんであって、そこからして間違った世の中だもんな。まぁそうなったら本物の領とも出会えなかっただろうけど、いったい役所は何をしとるんだと。私の最初の怒りの矛先は会長よりそこでした(現実的過ぎるか・笑)
領が住んでるマンションの部屋。とっても芹沢家の直人の部屋に負けず劣らない広く高級そうな部屋だった。赤い部屋の事もあるし、きっと領はこの部屋にお客を呼んだことは1度もないだろう。もし事件もなく普通に育って大人になった友雄がこんな冷たくて無機質な部屋に住むだろうか。住まないだろうね。復讐完了までは身を守る意味も込めてセキュリティのしっかりした部屋を選んで、あとは復讐以外に必要なものは何もいらないって感じなんだろうな。
ドラマではリビングとシャワールームと赤い部屋しか映らなかったけど、とても気になるのが寝室とキッチンであります。特に寝室見たかったな〜(笑)絶対シルクのパジャマなんかで寝てると思うんだけど、どうだろう(笑)…ま、あんなセクシーなシャワーシーンまで見せて頂いたんだから贅沢は言うまい。マジでバチが当たりそうです。ちなみに目覚めのタイマーはオーケストラ風味の「Over the Rainbow」で優雅にお目覚めになりそう。
あ、そうそう領の携帯の着信音、シンプルな呼び出し音でしたが、韓国版では「Over the Rainbow」の着メロだった気がする。この辺は仕事中に鳴った時の事を考えて普通の着信音にしといた方が正解だと思うな。もちろん「お堅い先生なのに随分ロマンチックな着信音だ」とコッソリ思われるのも有りですが(笑)
あと謎なのが食生活。部屋には数本の高級なお酒があるだけでしたが、どんな物を食べてるんでしょうか。直人に復讐するまでは絶対に死ねないから地味に健康には気をつけてると思う訳です(笑)病弱だった母の遺伝子があるかもしれないし…とか。そうそう、体の弱い母に代わって家の事もやってたと思うから、たぶん料理も掃除洗濯もバッチリだよね。お昼は仕事の合間に外食の可能性が高いけど、事務長達と3人で事務所で出前とか取ってたら和むな〜(笑)で、1番よく食べるのが玲子。領と事務長はざるそば、玲子はカツ丼大盛りって感じで(笑)
そう言えば物語と関係ない領の普通の弁護士としての仕事場面ももっと観たかったな。初回の冒頭のような。本編と関係ない領の設定として私が最初から最後まで注目しまくってたのが公式にもある「ラジオ番組にも出演し親身になって(リスナーの)相談に応じる」という部分です!たぶんTBSラジオだよね(笑)間違ってもニ●ポン放送じゃないだろう(笑)おじいちゃんおばあちゃんも聴いてそうだからFMじゃない気もする。毎週ハガキとFAXとメールが凄い数なんだろうな。中には単なるファンレターみたいなのも。私みたいな奴が絶対送ってますね(笑)でも真面目に成瀬先生に相談するとしたら何だろう。うーむ。

「成瀬先生、こんばんは。
いつも大変タメになるお話ありがとうございます。
今日はご相談があってハガキを書きました。
ライブチケットを買い占める転売業者を即刻取り締まる法律は、なぜ出来ないんですか?
非常に迷惑してます。
私にとっては死活問題です。
ご回答お願いします。
神奈川県・すとっち」


↑先生にハガキ書いてみました。先生なら答えてくれますかね(知らねーよ)いや、きっと先生なら法律が出来なくても争奪戦への前向きな心構えをアドバイスしてくれるだろう!…領ってコンサートとか行った事あるのかな?ちょっと息抜きにクラシックのコンサートとか行きそうな気がするな〜。初回で聖歌隊の子供達の合唱を静かに目を閉じながら聴いてる領。あんな感じで客席にいそうだな〜♪
そんな訳で復讐以外にも普通に働き者な領くん。よく犯罪が起こった時に犯人に対して「そのパワーを他の事に…」なんて言うけど、まさしくそうだよね。もし英雄が死なずに無事に弁護士になってても、きっと友雄少年は何か人のための職業に就いてたと思う。医者とか教師とかソーシャルワーカーとか。1番は何となく小児科の医者ってイメージだな。そして風邪をひいた施設の子供を忙しい施設長の代わりに連れてきたしおりと出会う…と。天使のドクター。妄想は膨らむ膨らむ(笑)でも全く無い可能性じゃないから余計に辛いんだよな〜。それだけキャパの広い人だという事ですね。その辺は演じる智くんと同じ匂いがします。
DVDの特典映像では、本放送では無かった真中友雄の「事切れる瞬間」が観れます。ゆっくりと直人の方に倒れながら、優しく微笑む友雄。あれは「セブン」(95年米)のクライマックスシーンのブラッド・ピットに匹敵する見事な表情演技でした。お世辞じゃなくあの最期の微笑みは、いつまでも目に焼きついて離れませんでした。



芹沢直人も何だかんだで根は優しい人だ。その熱血で真っ直ぐな気質ゆえに誤解されがちなんだけど。それを象徴してるのが初回のしおりとの初対面のシーンですね。例えば私だったら協力してんのに「何言ってんだ!」とか言われたら「あァ?!見えたもんは見えたんだよクソガキャー!」とキレ返して終わりですが(笑)ああいう女の子にいきなりあんな態度じゃ怖がられちゃうよね。図書館に頼みに行くまでは確実に嫌われてたし。まぁ細かい気配りと無縁なのは子供の時から変わってない訳ですな(苦笑)でも犯人を捕まえたい一心から出てしまったのは確かな訳で。
せっかく更生したのに今一歩惜しい所が悲劇を呼んでしまってもいる。いつも直人に思っていたんですが、友雄もだけどまず山野だと思うんです。家庭崩壊してしまったのは友雄だけど、とりあえず山野にまず謝っとけよと。劇中、とうとう直人は山野に対する「ごめん」の一言が出なかったんだよね。どんな裁きでも受けるとは言ったけど「ごめん」がなかった。山野の事だからそんな一言で変わりはしないだろうけど、やっぱ一言欲しかったと思うよ。ホントに惜しいです。山野にすまない気持ちがあるのに、もう犯人!犯人!でそういう部分が見えてない。惜しくもあり可哀相な所でもある。
ところで赤い部屋にある毎年7月4日の直人の成長記録(笑)ですが、あれ生田ファンはめっちゃ欲しいでしょうね〜。あ、あと兄ちゃんの結婚式の時の親子3人の写真も。直人は実家住まいなのか、家を出て安アパートかどこかで一人暮らしなのか、どっちなんでしょう。ちなみに韓国版では実家住まいでした。反発してんならサッサと家出ろよと思いましたが(笑)
直人の飾りっ気ない服装も反発の現われだったりするのか(まぁ動きやすいってのが第一なんだろうけど)と思ってたら友人が「ああ見えてジーンズがアル●ーニとかドル●バだったら笑うな」と言っておりました(笑)なるほど、タンクトップがグ●チとか?(笑)
酒はそんなに強くないと見た。食生活は領と違って想像しやすいですね。とりあえずラーメンとか好きそうだ。昼は走りながらゼリーをチューッとやってそうだし(笑)坊ちゃん育ちだけど迷わず屋台とか行くし(初回ラスト)腹に入れば何でもいいってイメージ。で、薫があれこれ世話を焼くと(笑)
DVDの完全版を観て思ったんですが、署内での「長生きしようなんて…」の部分は本放送でカットするべきじゃなかったと思うなー。まぁ思ってる人のが多いとは思いますが。石本とのトークは仕方ないとしてもこっちは放送して欲しかった。結構あれで直人に深み出るよね。
時に思うんだけど、つくづく直人に「ディパーテッド」(06年米)みたいな長期の潜入捜査とか入ってこなくてよかったね(←領にとってはですが)だってタロット送る前に組織に最低5年間潜入なんて事になったら領の計画台無しです。それとも律儀に終わるのを待ってるんだろうか(笑)しかも直人の事だから「ディパーテッド」のビリーと違って生きて帰れなくても構わないと本気で思ってるだろうし。まぁそんな事になりそうになったら領だけじゃなく会長もあらゆる権力を使って止めるんだろうか。もちろん直人に気付かれないように。…て、日本の警察にあんな捜査ってあるんですかね?
検挙率ナンバー1の肩書き通り、たまに暴走しても刑事としては優秀なんだよね、やっぱり。暴走シーンも生田くんの声が低くてキンキンしてないから、どんなに直人が怒鳴っても不快には感じなかったのが良かったです。観てる時はもう少し落ち着けとは思いましたが(笑)でもそこが生田くん上手いな〜と思いましたね。



もしも領が山野に刺される事なく、直人の銃も暴発しなかったら、2人はちゃんと生き残れたんだろうか。その後で解かり合えるんだろうか。2人ともたくさん泣いたけど、その分だけ笑い合えるんだろうか。あそこで死が待っていなかったとしても同じように通じ合えたんだろうか。…なんて幾ら考えても2人が死んでしまった以上たらればでしかないけど、その答えも、あの海のラストカットにあるんだろう。そう解釈しています。


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