青春とは、誰にとってもピカイチで、そしてハレンチなものである。


タクマがカリフォルニアに旅立って1年後。
弱冠19才でガウス食品売り場の主任にスピード出世したハルのお祝いをしようと、シュン、チュウ、ボンはハルの部屋に集まっていた。
「タクマいねーのが残念だけどよー、まぁパーッとやろうぜ、パーッと!」
張り切るチュウ。でも、なぜか元気のないハル。
「ハル?」
「どうしたんだよ?今日はおまえが主役だぞ」
心配そうにハルを覗き込むシュンとボン。ようやく顔を上げたハルは、その重い口を開いた。
「あのね……ユカさんのお母さんがね……『関係を清算しましょう』て言ってきたんだ」
「…はぁーッ?!」と、チュウ。
シュンとボンは固まり、当のハルは泣きながら御馳走の並んだテーブルをバシバシ叩き「もぉームカつくと思わない?思わない〜?!」
「だってハル、嬉しくないのか?旦那が海外出張から帰ってくる御蔭で魔の手から解放されるんじゃないか」
冷静なボンの突っ込み。
「まさかハル…奥さん好きになっちゃったのか?」
シュンの問いに、ハルはプルプルと首を横に振って。
「そうじゃないけど、でも勝手過ぎるよ!急にパートも辞めて変だなと思ったけど…僕の純潔を奪っといて好き放題もてあそんで、あっさり捨てるなんて」
ワァ〜ン…とチュウの胸に泣き崩れるハル。
おいおいマジで?!というように戸惑いながらハルの頭を撫で撫でするチュウ。
「そうか…OK,ハル。思い切り泣きな。そして明日になったら気分爽快だ。おまえの笑顔に癒されてるお客さん達が待ってるんだから」
「そうだよ、元気出せよ、ハル!今度はローストビーフとか買いに行くからさ」
「……ホント?絶対だよ?」
「うん!約束する」
シュンとボンの励ましもあって、何とかお祝い会は盛り上がったが、また一つ忘れられない夜になった。
そうだ、ハル。負けるな、ハル。おまえにも輝ける未来は待っているのだ!
……たぶん。

―END―

※このパロディ短編は、パート1公開当時に書いたモノなので、パート2へ繋がる内容とは明らかに異なる事を御了解下さい。


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