11:56,11:57,11:58,11:59,00:00………

僕は大野智。
嵐のリーダー(あだ名)だ。
今日は11月26日。
僕の人生で、最良の1日が始まろうとしている。


東京下町の、ある部屋から。
「リーダーへ誕生日メール、そぉーしん!ズキュン♪」
深夜にもかかわらず無駄によく通る声と共に、メールが送られた。

「ニノ……可愛いな、もう」
帰宅後に台所のテーブルで一服しつつ、受信した携帯メールを確認した僕は、短いが自分なりの心を込めた返信をした。
しかし僕が帰るまで待っていた母が通りかかって、僕に指摘するまで気付かなかった。
「…智、どうしたの?」
「う?」
と、僕は顔を上げて母に振り向いた。
「口がこんなんなってるわよ」
僕の顔真似をして、僕がどんな顔をしてるかを教える母。
「……」
僕は彼への返信メールの文面を打ちながら無意識に、口がタコチューになっていたらしい。


(´・◎・`)


得意の集中力も使い方を間違えると、ちょっぴり恥ずかしい事になる。


僕は大野智。
嵐のリーダー。
御茶目は、リアルタイムで起こっている。

―END―
Special Thanks to ゲームニッキ『その337』



戻る